「プログラマーになりたいけど、自分には無理かも…」
そんな風に感じていませんか?
理系出身じゃないし、年齢も気になる。
パソコンも得意じゃないし、何から始めればいいのか分からない――。
でも、実は今、未経験からプログラマーを目指す人がどんどん増えています。
文系出身や社会人からの転職、子育て中の主婦、全くの初心者でも、正しいステップを踏めばプログラマーとして活躍できる時代です。
本記事では、そんな「ゼロからのスタート」を切るあなたのために、プログラマーになるまでの道のりを分かりやすく解説します。
必要な準備や学習方法、仕事の探し方まで、実体験を交えながら丁寧にご紹介。
「自分にもできるかも」と思える一歩を、この記事から踏み出してみませんか?
目標:プログラマーで稼げるようになる!

まずは目標を立てましょう。
目標は「プログラマーで稼げるようになる!」でいいと思います。
稼ぐといっても、働き方には大きく分けて「会社員」と「フリーランス」があります。
どちらもメリットやデメリットがあるので、自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。
会社員のメリットは安定です。
会社員になることで毎月20〜30万円の安定した給与がもらえます。
仕事は会社が割り振ってくれるので、基本的には与えられた仕事をこなせば大丈夫です。
ほとんどの手続きを会社がやってくれるので、確定申告をする必要はありません。
休みたい場合は有給休暇を使って休めます。
体調を崩しても会社がある程度はフォローしてくれます。
社会的な信用が高いので、クレジットカードやローンの審査が通りやすいでしょう。
厚生年金に加入できます。
デメリットは毎日出社するなど、会社の規則に縛られるということです。
フリーランスのメリットは、会社に縛られず仕事ができ、頑張れば大きな収入を見込めることです。
安定して稼げるようになれば、月50万円以上稼ぐこともできるでしょう。
しかし、会社員と違って、自分で仕事を取る必要があるので営業活動が必要です。
自分の好きな場所で仕事ができます。
確定申告などの手続きは自分でする必要があります。
社会的な信用が低いので、実績が無いとクレジットカードやローンの審査が通りにくいでしょう。
デメリットは、全て自分の責任で対応する必要があることです。
例えば、体調を崩したら自分でなんとかする必要がありますし、様々な手続きは自分ですることになります。

あなたはどちらのプログラマーになりたくなりましたか?
すぐに決めなくても良いですが、学習が終わるころにはにはライフスタイルに合わせて決定しましょう!
準備:パソコンとインターネットがあればOK

プログラミングを始めるには何が必要でしょうか?
答えは「パソコン」と「インターネット」です。
プログラミング自体はパソコンがあればできます。
でもインターネットに繋がっていないと必要なアプリをダウンロードできません。
今パソコンを持っていてインターネットができるなら、新しいパソコンを買わなくても始められますよ。
パソコンのOSは「Windows」と「Mac」があります。
どちらでもプログラミングはできるので、好みで選んでも良いと思います。
でも、会社に就職するなら「Windows」が良いと思います。
一般的な会社のパソコンは、ほとんどが「Windows」だからです。
フリーランスの場合はどちらでもいいと思いますが、「Mac」を使っている人が多そうなイメージです。
実は世界的に見ると「Windows」を使っている人は7割もいます。
そして「Mac」は2割くらいなんです。
この差は大きくて、分からないことを調べる場合、大体は「Windows」を元にした情報が出てきます。
なので初心者の人は「Windows」の方が始めやすいと思います。

僕は「Windows」を使っています。
会社のパソコンと同じ感覚で使えるので、仕事で得たスキルも生かせます。
基礎:プログラマーってどんな仕事?

プログラマーは、プログラミング言語を使って「パソコンに指示をする仕事」です。
そして、プログラミング言語は、日本語などと同じ意味の「言葉」のことです。
パソコンは人間の言葉が分かりませんが、プログラミング言語という「言葉」を使って指示をすると、その通りに動いてくれるんですよ♪
パソコンに指示をするときは文字を書いて、それをパソコンに読んでもらいます。
この「文字を書く作業」がプログラミングです!
指示ってどういうことかというと、料理で言えばレシピみたいなものです。
例えば、目玉焼きの作り方を知らない人が居たとします。
その人に目玉焼きを作ってもらう場合は、次のような指示をすると思います。
- フライパンを用意する
- フライパンを熱する
- 卵をフライパンの上に割る
- フタをする
- 弱火にして焼く
- 黄身が固まってくるまで待つ
- フライ返しで卵を取り出す
- 皿に乗せる
このような一連の流れを文字で書くのが指示であり、プログラミングです。

パソコンにメモを渡して、書いてあることをやってもらうってイメージですね。
プログラミング言語は色々な種類があり、それこそロボットを動かしたり、ゲームを創ったり、色んなことができます。
僕がオススメするのは「Web系のプログラミング言語」です。
Web系のプログラミング言語が使えると、ブラウザで動くアプリを作れるようになります。

今までブラウザでWebサイトを見ていたと思いますが、それを作る側になれるということです。
Web系のプログラミング言語とは、「HTML・CSS・JavaScript・PHP・Ruby・Python」などです。
いきなりたくさんの言語が出てきてビックリしたかもしれませんね。
それぞれどんなことに使うのか説明します。
皆さんも日ごろからブラウザでWebサイトを見ていると思いますが、そのWebサイトの見た目はどうやって作っているのでしょうか?
その見た目を作っているのが、HTMLとCSSです。
HTMLで見た目の構成を作り、CSSでデザインを整えるようなイメージで使用します。
Webサイトにはテキストボックスやボタンがありますよね。
ボタンをクリックしたときに、そのボタンが反応するのはなぜでしょうか?
それはJavaScriptでプログラミングをしているからです。
JavaScriptは画面に動きをつけるときに使います。
ここまでのHTML・CSS・JavaScriptはブラウザの中で動くプログラミング言語です。
PHP・Ruby・Pythonはサーバーの中で動くプログラミング言語です。
3つの言語を書きましたが、学習するのは1つで大丈夫です。
例えば、皆さんがAmazonなどでアカウントを登録した場合、「氏名」などの個人情報はどこに保存されているのでしょうか?
その情報はサーバーに保存されています。
例えばAmazonであればAmazonのサーバーですね。
そのサーバーに「氏名」を登録するためにはどうするのか?
そのときに使用するのが、PHP・Ruby・Pythonのようなプログラミング言語です。
例えばPHPで説明すると、ブラウザからサーバーに送信された「氏名」を、PHPが受信してサーバーに保存します。
これでめでたくアカウント登録ができるわけですね。

勉強するときは、HTML → CSS → JavaScript → PHP・Ruby・Python(どれか1つ)の順に勉強すると分かりやすいですよ。
ここまで見てきたように、Web系のプログラミング言語を学習すると、ブラウザで動くアプリを作れるようになります。
自分が作ったアプリをインターネットで公開することもできます。
これってとても楽しそうだと思いませんか?
僕がWeb系のプログラミング言語をお勧めする理由は、「手軽に目に見えるものを作れる」ということが大きいです。
自分で作ったアプリを、いつも使っているブラウザの中で動かせるので、学習も楽しいと思いますよ♪

自分で作ったアプリが動くと感動するので、是非味わってもらいたいです。
学習:どうやって勉強するのか?

学習の流れはシンプルです。
基礎を学習する → 他人のプログラムを理解する → 自分で作ってみる
この流れで学習します。
それぞれ具体的に話します。
本などの教材でプログラミングの基礎を学習します。
プログラミングには、変数や命令文、関数など色々と知っておくことがあります。
これらを知らないとプログラムを読んでも意味が分かりません。
でも暗記する必要はありません。
「へぇ~こういうものがあるんだ~」って感じで楽しく学習してください。
正直一度読んだだけで覚えられるものではありません。
今後何度も目にするうちに、いつの間にか覚えています。

見たときに何となく意味が分かればOKです。
基礎を一通り学習したら、他人が作ったプログラムを読んでみましょう。
本などの教材に載っているサンプルプログラムで大丈夫です。
そのプログラムは実際に動くプログラムなので、とても信頼できます。
僕は実際に動くプログラムを読んで理解することがプログラミングの最適な学習方法だと思います。
これをするために基礎を学習しているといっても良いですね!
他人のプログラムを読みながら、書き方を盗んでいきましょう!

実際に動くプログラムを読めるようになるのが一番大事です。
プログラムをゼロから作るのは難しいです。
そもそも完全にゼロから作ることなんてほとんどないし、その必要もありません。
ではどうするのかというと、他人のプログラムから盗んだ書き方を組み合わせて、自分のプログラムを作るんです。
例えば、掲示板のようなアプリを作るとします。
掲示板は、テキストボックスに入力した文章を、画面に表示するアプリです。
初めにテキストボックスや「投稿」ボタンを画面に配置しておきます。
文章を入力して、「投稿」ボタンがクリックされたら、表示エリアに文章が表示されます。
このような簡単なアプリを自分で作ってみましょう。
慣れてきたら、投稿されている文字を削除できるようにしたり、修正できるようにしたりしてみてください。
掲示板は機能がイメージしやすと思いますのでオススメです。

僕も最初は掲示板を作成しました。
TODOリストも動きがイメージしやすいので良いかもしれません。
プログラマーにとって最も必要なスキルは何でしょうか?
僕が必要だと思うのは「他人のプログラムを読む力」です。
実際にプログラマーになると、作業の半分以上は他人のプログラムを読んでいる時間になります。
「他人のプログラムを読む力」が高いと、この時間を短縮することができるので仕事を早くこなすことができます。
プログラマーというと、カタカタとキーボードを叩きまくっているイメージがあると思います。
でも実際は、他人のプログラムを読みながら考えている時間が一番長いのです。
なので、タイピングが遅いという人でも大丈夫です。

僕もタイピングは早くありません。
何なら、ちょいちょい手元を見て打ってます(笑)
学習するには独学が良いのでしょうか?それともスクール?
これは金銭的な問題もありますし、性格や熱意にもよる気がします。
独学のメリットは、あまりお金がかからないことです。
プログラミングの本はたくさん売っていますし、インターネットでも調べることができます。
初心者向けの学習サービスとして、Progateやドットインストール、Udemy、YouTubeのプログラミング講座もおすすめです。
しかしデメリットとして、自分で教材を揃える必要があります。
それに、分からないことは自力で調べなくてはならないので、それが挫折する一因になるかもしれません。
自己管理ができる人なら独学を選んでも良いと思います。
スクールのメリットは、未経験者が就職できるレベルになるまでの教材を、体系的に提供してくれることです。
自分で教材を揃える必要がないのが最大のメリットですね。
それに分からないことはメンターに質問することができます。
デメリットは費用が掛かることです。
しかしサポートが充実しているので、迷うことなく学習できることが最大のメリットですね。
スクールについては「【無料から始める】デイトラとDMM WEBCAMPを4軸で比較するWebアプリ開発スクールガイド」でまとめていますので、独学とも比較して検討してください。


自分の性格に合った学習方法を選択しましょう。
仕事:プログラマーになる!

プログラミング学習の期間は、早い人で3か月くらいだと思います。
毎日8時間ほど学習できる人なら3か月が目安になるでしょう。
でも、現在仕事をしている人は毎日8時間も学習するのは無理ですよね。
その場合は、毎日2時間の学習を1年間すると考えて良いと思います。
人によってペースは異なるので、無理のない範囲で学習するのが良いです。
プログラミングはとても頭を使うので、焦って学習しても何も入ってきませんし、挫折の原因になります。
無理のない範囲で計画的に学習を進めていきましょう!

挫折が一番の大敵です。
気が乗らない日であっても、ほんの少しでも進めると挫折しにくくなりますよ。
プログラミングの力がついてきたら、いよいよ仕事にしましょう!
最初に述べましたが、働き方には会社員やフリーランスがあります。
僕は最初は会社員になる方が良いと思います。
理由として、実績が無いと仕事をするのが難しいからです。
プログラマーは技術者なので、誰にでもできる簡単な仕事ではありません。
そのため経験者の方が優遇されます。
なので最初は、経験を積みたいのに、経験を積む舞台に上がれないという状態になりやすいのです。
実績=信用になるので、初めは実績を積むのが大事だと覚えておいてください。
就職活動をする際は、「未経験者OK」と書いてある会社を選ぶのが良いと思います。
応募する際には、プログラマーになりたくて学習していることを強く伝えましょう。
就職できたら、そこがスタートラインです。
経験を積むために、どんどんスキルアップしましょう。
私の感覚では、「未経験者OK」といっても、未経験者では大した仕事はさせてもらえません。
先に述べたように、実績=信用なので、信用が無い人には重要な仕事は回ってこないのです。
そのため、就職後にはスキルアップして信用を上げていきましょう。
すると、周りは「あなたに任せれば何とかしてくれる!」と信頼してくれるようになります。
フリーランスの場合は、自分で仕事をとれるようになる必要があります。
仕事を探す方法としては、クラウドソーシング、フリーランス仲間を作る、会社への営業など考えられますね。
ただ、最初からフリーランスのプログラマーになるのは難しいと思います。
それは、先に述べたように実績=信用が無いからです。
会社に就職して数年実績を積んでからなら、フリーランスを考えても良いと思います。
プログラマーと似ている仕事に「コーダー」という職種があります。
コーダーは、Webデザイナーが作成したデザインをもとに、HTML・CSS・JavaScriptを使ってWebページの見た目を作る仕事です。
プログラマーがシステムや複雑な処理を担当するのに対し、コーダーは主に「デザインを正確に再現する」ことが求められます。
コーダーからスタートして、実務経験を積みながらプログラマーへステップアップする人も多いです。
まずはコーダーとして案件を受けてみるのも、未経験者にはおすすめの道です。
とはいえ、デザインに沿って綺麗なWebページを作成するのは簡単なことではありません。
見た目に特化している分、プログラマーよりもHTML・CSSに詳しくなる必要があります。
コーダーになるためにはWeb制作を学習すると良いです。
スクールについては「【体験談】デイトラのWeb制作コースは稼げる?月5万円を目指す人向けの完全ガイド」を書きましたので興味がある人は検討してみてください。


働き方としてフリーランスを選びたい人は、コーダーを選ぶのも良いでしょう。
まとめ

未経験からプログラマーを目指すのは不安も多いですが、今は誰でも挑戦できる時代です。
大切なのは「やってみたい」という気持ちと、少しずつでも学び続けること。
最初は分からないことが多くても、基礎を学び、他人のプログラムを読み、自分で作ってみることで確実に成長できます。
独学でもスクールでも、自分に合った方法で学習を進めましょう。
スキルが身についたら、まずは会社員として経験を積むのがおすすめです。
実績を重ねれば、フリーランスやコーダーなど多様な働き方も選べます。
焦らず、コツコツ続けることが成功への近道です。あなたの挑戦を応援しています!
まずはProgateやドットインストールなどの無料サービスで、1レッスンだけでも体験してみましょう。
小さな一歩が、未来を大きく変えるきっかけになります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。