プログラミングの勉強を始めようと思ったとき、こんな不安を感じていませんか?
「プログラミングは、9割の人が挫折するって本当…?」
「文系の自分でも、エラーを解決できる自信がないな…」
この記事は、そんな悩みを持つあなたに向けて書きました。
- これからプログラミングを始めたいけど、不安な方
- 「9割が挫折する」と聞いて、一歩踏み出せない方
- エラーが出たときに、自分で解決できる自信がない方
- 文系・未経験からでもプログラマーになれるか知りたい方
分かります。僕もプログラミングを学び始めた頃は、同じ不安でいっぱいでした。
何を隠そう、僕も子どもの頃からゲームが大好きだった、ただのゲーム好き。特別な才能なんて、何もありませんでした。
でも、そんな僕でも今ではプログラマーとして、毎日楽しく「お金がもらえるパズル」を解いています。
この記事を読めば、あなたが抱えている「挫折への不安」の正体と、どうすればその壁を乗り越えられるのかが具体的に分かります。
結論から言うと、プログラミングで挫折するのは、あなたの才能のせいじゃありません。
誰もがぶつかる「壁」の正体を知って、正しい対処法を身につければ、必ず乗り越えられます。
この記事が、あなたの不安を吹き飛ばし、プログラマーへの第一歩を踏み出すキッカケになれば嬉しいです。
プログラマーの9割が挫折するってホント?

「プログラミング学習者の9割が挫折する」
一度は聞いたことがある、このフレーズ。正直、ドキッとしますよね。
安心してください。これは国が正式に調査したデータというわけではなく、それだけ多くの人が学習の途中で難しさを感じている、という一種の「例え」のようなものです。
大事なのは、多くの人がつまずくポイントは、実はほとんど同じだということ。
つまり、これからあなたがぶつかるであろう「壁」は、あらかじめ予測できるんです。
これから解説する「挫折あるある」を知っておけば、いざ壁にぶつかったときも、「ああ、これのことか!」と冷静に対処できます。大丈夫、何も怖がることはありませんよ。
プログラミング学習で挫折する「あるある」な5つの理由

じゃあ、具体的にどんな「壁」があるんでしょうか?
初心者が挫折してしまう、よくある理由を5つにまとめてみました。
プログラミング学習で、避けては通れないのが「エラー」です。
画面に表示される、真っ赤な英語のメッセージ…。
「何が言われているのか、さっぱり分からない」
「どこを直せばいいんだ…」
ヒントもなしに、真っ暗なダンジョンに放り込まれたような、あの絶望感。これが一番の挫折ポイントと言っても過言ではありません。
プログラミングの学習を始めると、いきなり専門用語の嵐に襲われます。
「まずは環境構築して、ローカルでサーバーを立てて…」
「このAPIを叩いて、返ってきたJSONを…」
もう、何を言っているのか分からない(笑)
一つ一つググっても、その解説にまた知らない単語が出てきて…だんだん思考が停止してしまうんですよね。
教本や学習サイトで、for
文やif
文といった基礎を学びます。
でも、それを学んだところで、「これ、一体何に使えるの?」と、ゴールが見えなくなってしまうことがあります。
RPGで言えば、延々とスライムを倒しているような状態。
「この先に進んでも、本当に魔王は倒せるの…?」と、冒険の目的を見失ってしまう感覚です。
一人で黙々と学習していると、本当に些細なことでつまずきます。
「このボタンの色、どうやって変えるんだっけ…」
「昨日まで動いてたのに、急に動かなくなった…」
こんなとき、気軽に相談できる相手がいないと、解決に何時間もかかってしまい、どんどんモチベーションが削られていきます。
Twitter(X)を開けば、「#プログラミング初心者」のタグで、キラキラした報告が目に飛び込んできます。
「学習開始3ヶ月で案件獲得しました!」
「自作アプリをリリースしました!」
それを見て、「それに比べて自分は、まだif
文もよく分からない…」と、勝手に落ち込んでしまう。
比べる必要なんてないのに、焦りや劣等感を感じてしまうんですよね。
【体験談】僕も「全角スペース」に3時間溶かした話

「あるある」な理由を読んで、「うわ、自分もやりそう…」と思ったかもしれません。
でも、安心してください。これらの道は、すべてのプログラマーが通ってきた道です。
何を隠そう、プロになった僕でさえ、今でも本当にしょうもないミスで時間を溶かすことがあります。
一番ひどかったのは、コードの途中に日本語(全角)のスペースが紛れ込んでいたのに気づかず、3時間も悩んだことですね。
見た目じゃ分からないんですよ、これ(笑)
他にも、if
文の最後に付けるはずのコロン(:)をピリオド(.)にしていて、「なんで動かないんだ!?」と頭を抱えたり…。

正直、プロの現場でも、エラーの原因の半分くらいはこういう単純なミスだったりします(笑)
だから、初心者の頃にハマってしまうのは、もう本当に「当たり前」なんです。
自分を責めないでくださいね。
挫折しないための具体的な対策5選

では、どうすればこれらの「壁」を乗り越えられるのでしょうか?
大丈夫、対策はちゃんとあります。一つずつ見ていきましょう!
エラー文は、あなたを困らせるための暗号ではありません。実は、解決のための最大のヒントです。
意味が分からなくても、まったく問題ありません。
エラーメッセージをそのままコピーして、Googleの検索窓に貼り付けてみてください。
世界中の誰かが、あなたと全く同じエラーで悩み、そして解決しています。その答えが、検索結果の1ページ目に出てくるはずです。
環境構築や専門用語は、最初からすべてを理解しようとしなくて大丈夫です。
「これを書けば、とりあえず動く」
そんな「おまじない」のような感覚で、まずは先に進んでみましょう。
大事なのは、完璧に理解することよりも、「自分の書いたコードで、何かが動いた!」という小さな成功体験を積み重ねることです。分からなかった言葉は、後で必ず分かるようになります。
「最終的にゲームアプリを作りたい!」
素晴らしい目標ですが、いきなりラスボスに挑むのは無謀ですよね。
まずは、チュートリアルで習った知識だけで作れるくらい、小さなゴールを設定しましょう。
- 簡単な計算機
- 今日のやることリスト(ToDoアプリ)
- シンプルな自己紹介ページ
小さな「できた!」を積み重ねることが、モチベーションを維持する一番の秘訣です。
もしあなたが本気でプログラマーを目指すなら、質問できる環境を手に入れることを強くオススメします。
今はMENTAのようなQ&Aサイトや、プログラミングスクールなど、初心者をサポートするサービスがたくさんあります。

僕もそうでしたが、学びにお金をかけることは「消費」ではなく、「未来の自分への投資」です。
専門家がまとめた質の高い教材や、いつでも質問できる環境は、あなたが一人で何十時間も悩む時間を買い取ってくれます。
SNSは、どうしても他人のキラキラした部分だけが見えてしまうもの。
学習中は、いっそ見なくてもいいくらいです。
あなたが比べるべき相手は、SNSの誰かではありません。
「昨日よりも一行でも多くコードが書けた自分」です。
昨日分からなかったことが、今日分かるようになった。
それって、ものすごい成長だと思いませんか?自分のペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。
それでも「もう無理かも」と思ったら

ここまで対策を話してきましたが、それでも心が折れそうになる瞬間は、誰にだってあります。
もし「もう無理かも…」と感じたら、試してほしいことがあります。
一旦、PCを閉じて、思いっきり休みましょう。
プログラミングから意識的に離れて、好きなゲームに没頭したり、散歩に出かけたりしてみてください。
そして、少し気持ちが落ち着いたら、思い出してみてください。
「自分は、どうしてプログラミングを始めようと思ったんだっけ?」
「あのゲームみたいに、誰かをワクワクさせるものを作りたい」
「自分の手で、何かを生み出してみたい」
その最初のワクワクした気持ちが、きっとあなたの背中をもう一度押してくれるはずです。
プログラミングの挫折に関するFAQ

最後に、プログラミング学習を始める前の、よくある質問にいくつか答えておきますね。
A1. まったく問題ありません!
僕自身、プログラミングを学ぶ上で文系か理系かなんて、一度も気にしたことはありませんでした。
プログラミングは、難しい数学の知識よりも「物事を順序立てて考える論理的思考力」の方がずっと大事です。それはまるで、ゲームの攻略法を考えたり、パズルを解いたりする感覚に似ています。
大切なのは「やってみたい」という気持ちだけですよ。
A2. Webサイトの見た目を作る「HTML/CSS」がおすすめです。
理由は、書いたコードの結果がすぐに見た目に反映されて、「自分が作ったものが動く!」という楽しさを実感しやすいからです。
難しい言語から始めると、黒い画面と文字のニラメッコが続いて、何を作っているか分からなくなりがちです。まずは簡単な成功体験を積んで、プログラミングの楽しさを知るのが、挫折しない一番の近道ですよ。
A3. エラーは「敵」ではなく、「ヒントをくれる相棒」だと思ってください。
プログラマーは、キャリア20年のベテランでも毎日エラーを出します。エラーを出すのは、あなたがダメだからでは決してなく、プログラミングという行為に当たり前に含まれるプロセスなんです。
最初は怖いかもしれませんが、「よし、今回はどんなヒントをくれるんだ?」くらいの気持ちで、エラー文をコピペしてググる練習をしてみてください。一つ乗り越えるたびに、必ずあなたは強くなっています。
A4. 結論、独学でも不可能ではありません。でも、挫折しやすいのも事実です。
自分のペースで、お金をかけずに学べるのが独学のメリットです。
しかし、質問できる相手がいないため、一度つまずくと何時間も、ひどいときには何日も解決できずに、そのままフェードアウト…となりやすいのも独学の怖いところです。
もし本気でプログラマーを目指すなら、スクールやメンターといった「いつでも質問できる環境」に投資することを強くおすすめします。それは、僕が考える「時間を買う」という感覚に一番近いかもしれません。
まとめ

最後に、この記事の要点をまとめます。
- プログラミングで挫折するのは、才能のせいじゃない
- つまずくポイントは、大体みんな同じ
- エラーは怖くない。ググれば大体答えが見つかる
- 完璧を目指さず、「小さなできた!」を積み重ねよう
- 一人で抱え込まず、質問できる環境を手に入れよう
- 比べる相手は、昨日の自分
プログラミング学習は、決して楽な道のりではありません。
でも、一つ一つの壁を乗り越えた先には、「自分の手で、アイデアを形にできる」という、本当に楽しい世界が待っています。
この記事が、あなたの不安を少しでも軽くし、プログラミングという冒険への第一歩を踏み出す、小さな勇気になったなら、これ以上嬉しいことはありません。
「でも、何から始めたらいいか分からない…」という方は、こちらの記事で最初の一歩を詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
→ 【初心者向け】未経験からプログラミングを始めよう!ゼロからプログラマーになるための完全ガイド


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。