「研修についていけなくて辛い…」
「エラーが解決できず、自分には向いてないかも…」
「先輩に質問したいけど、忙しそうで聞けない…」
「同期と比べてしまって焦る…」
新卒でプログラマーになったばかりのときって、こんな風に感じて辛くなりますよね。
何を隠そう、僕も全く同じでした。
この記事を読んでくれているあなたは、きっとこんな風に悩んでいるのではないでしょうか。
- プログラマー1年目で、すでに心が折れそうな人
- 「自分はプログラマーに向いてないかも」と悩み始めている人
- 辛い時期を乗り越えるための具体的な方法が知りたい人
僕が新卒で入社した会社は、上司から「この仕事では親の死に目に会えないよ」と言われるくらい、ひどい環境でした。毎日当たり前のように0時まで残業するのに、出社は9時という状況だったんです。
そんな僕でも、今ではプログラミングを「お金がもらえるパズル」だと思えるくらい、この仕事を楽しんでいます。
この記事では、僕自身の失敗談を交えながら、新卒プログラマーが「辛い」と感じる5つの理由と、その壁を乗り越えるための具体的なアクションを解説します。
この記事を読み終える頃には、「辛いのは自分だけじゃなかったんだ」と安心し、明日から何をすべきかが明確になっているはずです。
【マジでこれ】新卒プログラマーが「辛い」と感じるリアルな理由5選

まずは、多くの新卒プログラマーがぶつかる「あるある」な壁を、僕の体験談とあわせて紹介します。
「デプロイ」「コミット」「API連携」…。
現場に配属されると、聞いたこともない専門用語が当たり前のように飛び交いますよね。
僕も最初の頃は、会議の内容が全く理解できず、ただ神妙な顔で頷くことしかできませんでした。
正直、最初は誰でも分からないのが当たり前です。焦って全部を一度に理解しようとする必要はありません。
まずは、分からなかった単語だけでもいいので、こっそりメモしておいて、後で調べるクセをつけてみましょう。一つひとつ意味を調べていくうちに、点と点だった知識が線で繋がり、だんだんと話の文脈が理解できるようになってきますよ。
僕がプログラマーになって一番苦労したのは、「システムの仕様を理解すること」でした。
最初に関わったシステムは、長年たくさんの人が改修を重ねてきた、いわば秘伝のタレみたいなシステム。仕様書も古くて、ほとんど無いに等しい状態だったんです。
結局、先輩が書いた過去のコードを何日も読み込んで、やっと「なるほど、こう動いてたのか!」と理解できました。
遠回りだったかもしれませんが、この経験のおかげで、他人のコードを読む力がすごく鍛えられたと今では感じています。
複雑なシステムを前にすると、覚えることが多すぎて頭がパンクしそうになりますよね。でも、いきなり全体を理解しようとせず、まずは自分が担当する小さな機能から読み解いていけば、必ず分かるようになります。
僕は人と話すのが得意な方ではないので、つい人の顔色をうかがってしまいます。
働き始めた頃は「先輩に質問したいけど、忙しそうだから聞けない…」と、ひとりで悩んでいました。プログラマーは真顔でパソコンと向き合っているので、余計に話しかけにくいんですよね。

プログラマーって真顔でPCに向かってるから余計に話しかけにくいですよね(笑)。でも、聞かないと仕事が進まないので、勇気を出して聞いてみることが大切です。
とはいえ、相手の時間を何度も奪ってしまうのはよくありません。
僕の場合は、質問したいことがいくつか出てきたら、それらを簡潔にまとめてから聞きに行くようにしていました。相手の時間をなるべく奪わないように工夫することが大切だと思います。
「10分調べて分からなければ聞く」など、自分の中で質問ルールを決めておくと、迷わず行動に移せるのでおすすめですよ。
自分はまだ簡単な修正しか任されていないのに、同期はもう新しい機能の開発をしている…。
そんな姿を見ると、「自分だけができていないんじゃないか」と焦ってしまいますよね。
僕も、いきなりプログラマーになれたわけではありません。最初はシステムのテストをしたり、マニュアルを作成したりする仕事から始めました。正直、それは「この仕事、僕じゃなくてもいいんじゃない?」と感じるような仕事でしたね。
でも、今思えば、人と比べる必要なんて全くありませんでした。
大切なのは、他人と比べるのではなく、過去の自分と比べることです。半年前の自分と比べてみてください。できるようになったことが、必ず一つはあるはずです。自分のペースで、一歩ずつ着実に進んでいきましょう。
「プログラマーって、自由な働き方ができるんじゃないの?」
そんな理想を抱いて入社したのに、現実は毎日残業ばかり…。
もしあなたがそんな状況なら、それはあなたのスキル不足のせいではなく、ただ単に働く環境が合っていないだけかもしれません。
僕も新卒時代は、毎日0時まで残業するのが当たり前の環境で働いていました。
でも、今は昔に比べて働き方を選べる時代になっています。会社の言いなりになるのではなく、自分の状況をしっかり説明して、働きやすい環境にしていくのも大事なことです。
もし今の環境が心身ともに辛すぎるなら、それはあなたが弱いからではありません。そこから逃げる選択肢を持つことを、絶対に忘れないでください。
大丈夫!辛い時期を乗り越えるための具体的なアクション4選

「辛い理由が分かっても、じゃあどうすればいいんだ…」
そう思いますよね。
ここからは、僕自身が実践してきた、辛い時期を乗り越えるための具体的なアクションを紹介します。明日からすぐに試せるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
プログラミングで、短時間で完璧なものを作るのはまず無理です。
特に新人のうちは、完璧を目指して一人で何時間も悩むより、8割くらいの完成度でいいので、まずは先輩にレビューをお願いしてみましょう。
自分では気づけなかったミスや、もっと良い書き方を教えてもらえるので、結果的にそちらの方が早く、そして大きく成長できます。
忘れもしないのが、たった1文字のセミコロン(;)が抜けていただけなのに、それに気づけなくて数時間も悩んだことです。
もう何をやってもプログラムは動いてくれなくて、気分転換にコーヒーを飲んで席に戻ってきたら、さっきまで見えなかったはずのエラーが5秒で見つかったんです(笑)。
あの時の脱力感は、今でも忘れられません。
それ以来、「詰まったら、まず休む」を徹底するようになりました。
煮詰まった状態でプログラミングをしても、良い結果は出ません。そんな時は無理せず、いったんその問題から離れて休むのが一番。休息することも、プログラマーにとって大切なスキルの一つだと思っています。
プログラミングを学ぶ上で、エラーは避けて通れません。
これは10年以上プログラマーとして働いている僕でさえ同じです。
学習を始めたばかりの頃は、プログラムを動かすたびにエラーが発生するものだと思っておいた方が、気持ちが楽になるかもしれません。
最初はエラーばかりで嫌になるかもしれませんが、何度も修正を繰り返していくと、あるとき、エラーが出ずに一発でプログラムが動く瞬間がやってきます。
今まで当たり前のように出ていたエラーがなくなるので、一瞬何が起こったか分からなくなり、自分のレベルが大きく上がったことを実感できるはずです。
エラーの発生がだんだんと少なくなっていく過程そのものが、自分の成長を感じられる貴重な体験になると思います。
「辛い」と感じた時、一番やってはいけないのが「一人で抱え込むこと」です。
悩みを相談できる人を、社内外に一人でも見つけておきましょう。
- なんでも話せる同期
- 少し年が近くて相談しやすい先輩
- SNSや勉強会で知り合った社外のエンジニア
誰でも構いません。自分の気持ちを話せる相手がいるだけで、心は驚くほど軽くなります。
よくある質問(FAQ)

最後に、新卒プログラマーが抱えがちな質問に、僕なりの考えをお答えします。
A. 大丈夫ですよ!僕も文系とか理系とか気にしたことはありません。大事なのは「作りたい!」っていう気持ちだけだと思います。最初から「自分は文系だから」って決めつけちゃうのってもったいないと思いますよ。
A. もちろんです。僕も、より働きやすい環境を求めて大きな企業に転職した経験があります。会社の都合のいいように働かされるのではなく、自分の心と体を一番に考えてください。会社に事情を話して、働きやすい環境を一緒に作っていく姿勢も大切です。
A. まずは「他人のコードを読む力」を意識してみてください。「良いプログラマーってどんな人か?」と考えたとき、僕は「他人のコードを読む力」がある人だと思っています。実際の仕事では、他の人が書いたコードを読んで理解する時間がとても多いんですよね。この力があると、作業がスムーズに進みますし、ミスも減らせるようになります。
まとめ:辛いのは君だけじゃない。安心して一歩ずつ進もう!

今回は、新卒プログラマーが「辛い」と感じる理由と、その乗り越え方について解説しました。
- 新卒プログラマーが辛いと感じるのは、専門用語の壁、複雑なシステム、人間関係など、みんなが通る道。
- 完璧を目指さず8割で進む、詰まったら休むなど、具体的な工夫で必ず乗り越えられる。
- エラーは成長の証。一つずつ解決していくことで、確実にレベルアップできる。
プログラミングの習得は、一朝一夕で身につくような簡単なものではないです。覚えることがたくさんあって、頭がパンクしそうになることもあります。
でもね、僕がいつも思っていることがあります。
プログラムは人間が作ったものです。
同じ人間に理解できないはずがありません。
だから、どうか安心して、目の前の課題に一つひとつチャレンジしてみてくださいね。
もし、一人での学習や今の環境に限界を感じているなら、プログラミングスクールで相談してみるのも一つの手です。無料でカウンセリングを受けられるところも多いので、まずは専門家に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になるかもしれませんよ。
「でも、何から始めたらいいか分からない…」という方は、こちらの記事で最初の一歩を詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
→ 【初心者向け】未経験からプログラミングを始めよう!ゼロからプログラマーになるための完全ガイド


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。