「プログラミングって、天才的なひらめきがないとダメなのかな…」
「文系で数学も苦手だけど、プログラマーになれるんだろうか…」
「凡人が今から頑張っても、天才には追いつけないんじゃ…」
こんな不安で、プログラマーへの一歩を踏み出せずにいませんか?
その気持ち、すごく分かります。
僕もプログラミングを学び始めた頃は、「特別な才能がないと無理なんじゃないか」ってずっと思っていました。
この記事は、特にこんなあなたに向けて書いています。
- プログラミングに興味があるけど、自信がなくてためらっている人
- 「自分は凡人だ」と感じて、IT業界への挑戦を諦めかけている人
- 文系出身で、プログラマーという仕事に不安を感じている人
でも、安心してください。
ゲームが好きなことだけが取り柄だった僕でも、10年以上プログラマーとして楽しく働けています。
この記事を読めば、なぜプログラマーに天才的な才能が必要ないのか、そして、僕のような「凡人」がプログラマーとして活躍するために本当に必要なスキルが、きっと分かります。
【結論】プログラマーに「天才」は必要ない3つの理由

さっそく結論から言いますね。
プログラマーになるのに、天才的な才能はまったく必要ありません。
僕の周りを見ても、ほとんどのプログラマーはいわゆる「普通の人」です。
その理由を、僕の10年以上の経験から3つお話しします。
プログラマーというと、天才的なひらめきでゼロから革新的な何かを生み出すイメージがあるかもしれません。
でも実際の仕事は、「こういう機能を作ってください」というお題に対して、どうやってコードを組み立てるか考える「パズル」みたいなものなんです。
僕はこれを「お金がもらえるパズル」と呼んでいて、地道に一つずつ条件を整理して、コツコツ解決していく作業が仕事のほとんどを占めています。

以前、複雑な消費税の計算ロジックを任された時も、まさにパズルでした!軽減税率とか色々な条件が絡み合って…。でも、一つずつピースをはめるようにロジックが完成した時の達成感は、天才じゃなくても味わえる最高のご褒美ですよ(笑)
一人でパソコンに向かって、黙々と開発するイメージがあるかもですが、実際の仕事は基本的にチームで行います。
自分だけが分かる天才的なコードを書かれても、他の人が読めなくてメンテナンスできなかったら、チームとしては困ってしまいますよね。
一人の天才が突っ走るよりも、チームで決められたルールを守りながら、みんなが読みやすいコードを書くことの方がずっと大事なんです。
プログラミングの学習や仕事に、エラーはつきものです。
これは10年以上プログラマーとして働いている僕でさえ、今でも同じです。
大事なのは、エラーや分からないことが出てきた時に「気持ち悪いな」「なんでこうなるんだろう?」と感じて、そのままにしないこと。
天才的な頭脳よりも、粘り強く原因を調べ続ける探究心の方が、プログラマーの仕事では100倍役立ちます。
僕も経験した「凡人プログラマー」がぶつかる3つの壁

とはいえ、プログラマーの道が楽なことばかりじゃありません。
天才じゃないからこそぶつかる、特有の壁もあります。
ここでは、僕が実際に「もうダメだ…」と頭を抱えた3つの壁と、どうやってそれを乗り越えたかを紹介しますね!
忘れもしません…。
簡単な処理のテストをしようと思ってプログラムを動かした瞬間、PCのファンが「ブォォォン!!」ってものすごい勢いで回り始めて、画面が完全に固まってしまったことがあるんです。
結局、電源ボタンを長押しして強制終了するしかなくて…。
原因を調べたら、ループ処理の条件を一行だけ間違えていて、プログラムが永遠に終わらない「無限ループ」に陥っていたんですよね。
たった一行のうっかりミスで、PCをフリーズさせてしまう。
こういう「やらかし」も、プログラマーなら誰もが一度は通る道なんだなって思います(笑)
僕がプログラマーになって最初に関わったシステムは、長年たくさんの人が改修を重ねてきた、いわば「秘伝のタレ」みたいなシステムでした。
仕様書も古くてほとんど役に立たず、最初は本当に途方に暮れましたね。
結局、先輩が書いた過去のコードを何日も読み込んで、やっと「なるほど、こう動いてたのか!」って理解できた時は、本当に嬉しかったです。
遠回りだったかもしれないけど、この経験のおかげで、プログラマーにとって超重要な「他人のコードを読む力」がめちゃくちゃ鍛えられました。
僕はもともと人と話すのが得意な方ではないので、働き始めた頃は「先輩に質問したいけど、忙しそうだから聞けない…」と、ひとりで悩んでいました。
プログラマーって真顔でパソコンと向き合っていることが多いので、余計に話しかけにくいんですよね。
でも、聞かないと仕事が進まないので、勇気を出すしかありません。
ただ、何度も話しかけて相手の作業を止めてしまうのは申し訳ないので、質問したいことがいくつか出てきたら、それらを簡潔にまとめてから聞きに行くように工夫していました。
相手の時間をなるべく奪わないように配慮することも、大切なスキルの一つだと思います。
天才じゃなくても大丈夫!現場で本当に役立つ5つのスキル

天才的なひらめきよりも、もっと大切なスキルがあります。
僕が10年以上プログラマーとして働いてきて、これさえあれば大丈夫!と心から思うスキルを5つ、厳選して紹介しますね。
これは本当に大事です。
自分でコードを書く時間より、他の人が書いたコードを読んで理解する時間の方が、実際の仕事では圧倒的に長いんですよね。
この力があると、作業がスムーズに進みますし、システムの全体像を早く掴めるようになります。
エラーが出た時に、すぐに人に聞くんじゃなくて、まずは自分で調べて解決しようと試みる力です。
エラーメッセージをちゃんと読んで、一つずつ原因の可能性を潰していく。
この地道な作業が、結局は一番自分の成長に繋がります。
ずーっと同じエラーで悩んでいる時って、だんだん視野が狭くなって、簡単なミスに気づけなくなっていることが多いんです。
そんな時は思い切って席を立ってコーヒーを飲んだり、まったく別の作業をしたりするのが一番。
翌日になったら、あれだけ悩んでいたのが嘘みたいに、あっさり解決できることも多いんですよ。
もちろん、自分で調べてもどうしても分からない時は、人に聞くべきです。
その時に大切なのが、「自分は〇〇をしようとしていて、△△と調べて試したけど、□□というエラーが出てうまくいきません」というように、状況を具体的に説明できる力。
これを意識するだけで、相手も答えやすくなりますし、問題解決までの時間がぐっと短くなります。
IT業界の技術は、本当に日進月歩です。
次から次へと新しい情報が出てくるので、「なんだか難しそう…」と避けてしまうより、「へー、面白そう!」と興味を持てる好奇心がある方が、絶対に仕事を楽しめます。
この好奇心があれば、無理に勉強しようとしなくても、自然とスキルアップしていけますよ!
よくある質問(FAQ)

A. 全然、関係ないですよ!
僕自身、自分が文系とか理系とか気にしたことは一度もありません。
大事なのは「こういうものを作りたい!」っていう気持ちだけだと思います。
最初から「自分は文系だから」って決めつけて、可能性を狭めてしまうのは、すごくもったいないです!
A. 僕もなくならないと考えています。
AIが作ったコードを人間が調整したり、複雑なエラーの原因を解析したり、最終的な仕上げや品質を保証するのは、人間の仕事として残るはずです。
これからは、人とAIがそれぞれの得意分野で協力していく時代になるんじゃないかな、と思っています。
A. まずは、Webサイトを作るためのHTMLやJavaScriptから触ってみるのがおすすめです。
なぜなら、自分の書いたコードの結果が、すぐにブラウザ上で目に見えて動くから。
「作る楽しさ」を実感しやすいですし、それが学習を続けるモチベーションになりますよ!
ちなみに僕の「最初の開発経験」も、ホームページ作りでした。
まとめ:天才じゃなくても、プログラマーは楽しい仕事です!

この記事では、「プログラマーは天才じゃなくてもなれる」というテーマで、僕の経験を交えながらお話ししてきました。
特別な才能がある人よりも、「分からないことをそのままにできない」探究心がある人や、何かを作ることが好きな人の方が、この仕事を楽しめるのではないかなと思います。
最後に、この記事のポイントをもう一度おさらいしますね。
- プログラマーに天才は不要!仕事のほとんどは地道なパズル解き
- 「コードを読む力」や「粘り強く調べる姿勢」の方が100倍大事
- 凡人がぶつかる壁は、あなたを成長させるチャンス
- 大切なのは「作りたい」という気持ちと、楽しむ好奇心
プログラマーは、誰にでも簡単にできる仕事ではありません。
学習を進める中で、分からないことがたくさん出てきて、頭がパンクしそうになることもあると思います。
でも、パソコン1台あれば始められて、ITにも強くなれて、なにより「ものを作る楽しさ」を味わえる、本当に素晴らしい仕事です。
最後に、僕がいつも心に留めている言葉を、これからプログラマーを目指すあなたへ贈ります。
プログラムは人間が作ったものです。
同じ人間に理解できないはずがありません。
だから、安心してチャレンジしてみてくださいね。
応援しています!
「でも、何から始めたらいいか分からない…」という方は、こちらの記事で最初の一歩を詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
→ 【初心者向け】未経験からプログラミングを始めよう!ゼロからプログラマーになるための完全ガイド


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。